オンデマンド講演会
オンデマンド講演会はYouTubeにて限定公開で配信中です。お問い合わせがございました方へ動画URLをお送りいたします。ご視聴を希望される方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
なお本会の性質上、講演動画の配信は川崎医学会会員に限りますことご了承ください。
川崎医学会講演会:
kouenkai@med.kawasaki-m.ac.jp
医学会講演会のお知らせ
第554回川崎医学会講演会
日 時 | 令和7年1月24日(金)17:30~18:30 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室1 |
座 長 | 山辻 知樹 |
演 題 | 「高齢化社会におけるがん医療」 |
演 者 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 病院長 瀬戸 泰之 先生 |
我が国では死因第⼀位が悪性新生物(がん)であり、二人に一人ががんになり、亡くなる方の四人に一人ががんで命を落としている。高齢化に伴い、がん患者の45%が75歳以上とも報告されている。高齢者に対するがん医療が喫緊の課題であることは明らかであるが、その難しさも認識されている。すなわち、高齢者は千差万別であり、標準治療適応の判断に難渋することがしばしばであること、さらに、ほとんどの臨床試験が75歳以下の症例を対象にしており、エビデンスレベルの高い標準治療の確立も困難であることが指摘されている。がん細胞による個別化治療も重要であるが、高齢者がん医療では、患者本人そのものの個別化も大切である。Over-treatmentになってもいけないし、Under-treatmentになってもいけない。治療開始前の高齢者総合機能評価の重要性が認識されてきている。また、高齢者がん医療を支えるためには、社会全体の制度の在り方、医療従事者のみならず治療を受ける側(患者、家族)の認識も大切である。
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※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。