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過去の講演会
第553回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年12月4日(水)16:00~17:00 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 大澤 裕 |
演 題 | 「AMED研究費獲得の“有効成分”とは?: 橋渡し研究プログラムを中心に」 |
演 者 | 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 シーズ開発・研究基盤事業部拠点研究事業課 主幹 塩塚 政孝 先生 |
AMED橋渡し研究プログラムでは,橋渡し研究支援機関を利活用し,医療実用化に向けた研究開発を積極的に支援しています。支援課題に対象疾患領域やモダリティの区別なく,基礎から臨床までの研究開発段階に応じた切れ目のない支援メニューを用意しているのが本プログラムの特徴です。研究費事業のご紹介に加え,シーズ支援の現状,提案時に留意すべきキーポイント,提案に際しての考え方等を共有することで,先生方の研究費獲得や開発推進に繋げられればと存じます。
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※総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は11月27日(水)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。
第551回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年11月13日(水)16:00~17:00 |
場 所 | 医科大学М-705教室 |
座 長 | 青山 裕美 |
演 題 | 「アメリカで皮膚科医療と研究に携わって」 |
演 者 | コロラド大学皮膚科学免疫微生物学 教授 藤田 真由美 先生 |
8歳の息子を連れて研究留学をするためにアメリカに渡ったのが今から31年前。コロラド大学での研究留学の後、ワシントン大学で内科と皮膚科医師研修を終了し、現在はコロラド大学で皮膚科医療、教育、研究に従事しています。アメリカ留学から皮膚科医になるまでの過程とアメリカ皮膚科医療の仕組みについて説明しながら、悪性黒色腫(メラノーマ)のダーモスコピーでの診断方法と藤田研究室プロジェクトのうちの一つ(メラノーマ発癌についての研究)についてお話をしたいと思っています。言語、生活、文化において日本とは違う環境での話ですが、違いから何か学んでいただくことがあれば幸いです。
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※総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は医学会講演会担当までご相談ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。
第545回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年10月15日(火)17:00~18:00 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 森谷 卓也 |
演 題 | 「乳癌プログレッションモデル、サブタイプから病理・画像所見を考える」 |
演 者 | 長崎大学病院乳腺センターセンター長 病理診断科・病理部教授 山口倫先生 |
近年の遺伝子分子学的研究によって、乳癌のプログレッションモデルは低異型度と高異型度の2つの経路に大別され、非浸潤癌から浸潤癌にステップすると考えられるが、低〜中〜高の段階的経路も存在する。浸潤性乳癌は、遺伝子解析をベースにしたER陽性のルミナル, HER2陽性, トリプルネガティブなどのサブタイプに分類され、治療と密接に繋がっている。また、サブタイプは、組織型や腫瘍形態ともよく相関し、画像所見に反映する。
本講演では乳癌プログレッションモデル、サブタイプとの関係性の中で、どのように非浸潤癌が浸潤癌にステップし、腫瘍が形成され、画像所見に反映されるのか概説したい。
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※総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は
10月8日(火)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第542回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年10月21日(月)17:15~18:15 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室3 |
座 長 | 友田 恒一 |
演 題 | 「COPD患者の薬物・非薬物療法」 |
演 者 | 大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学 准教授 浅井 一久 先生 |
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は慢性の肺疾患であり、咳・痰・息切れを呈して、徐々にADL(身体活動性)が低下する。身体活動性はCOPDの重要な予後因子であることが知られており、フレイル・サルコペニアを呈しやすいCOPDは、フレイル・サルコペニアによりさらに身体活動性が低下し、COPD患者は負のスパイラルに陥りやすい。
薬物療法としては、気管支拡張薬が症状の緩和に加えて身体活動性の維持に役立つ。他方、非薬物療法として、呼吸リハビリテーションにくわえて、セルフケアマネージメントが重要である。本講演では、COPD患者治療の現状と課題について共有したい。
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※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第541回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年10月7日(月)17:15~18:15 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室3 |
座 長 | 友田 恒一 |
演 題 | 「何とかしたい咳の話ー咳から見た喘息の治療管理ー」 |
演 者 | 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学 講師 金光禎寛 先生 |
咳は医療機関を受診する契機として最も頻度の高い症状の1つである。8週間以上咳が続く慢性咳嗽の有病率は近年増加傾向であり、喘息は慢性咳嗽の最も頻度の高い原因の一つである。喘息は気道の慢性炎症性疾患であり、気道過敏性亢進と気道リモデリングにより気道狭窄が生じ、咳、喘鳴、息切れといった症状を伴う。喘息の咳は気道炎症、気道過敏性亢進のほか、咳受容体感受性の亢進によっても生じる。また、副鼻腔炎や胃食道逆流症は重症喘息にしばしば合併するだけでなく、慢性咳嗽の原因としても頻度が高い。本講演では喘息の咳に対するアプローチを中心に、喘息の治療管理について解説する。
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※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第540回川崎医学会講演会
日 時 | 日時:令和6年9月24日(火)16:00~17:00 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 岸 誠司 |
演 題 | 「米国で臨床と研究の二刀流に挑む ~30代で循環器内科専門医とNIHの大型研究助成を獲得しラボを持つための戦略~」 |
演 者 | ニューヨーク・コロンビア大学病院循環器内科 准教授・臨床指導医、肥大型心筋症センター研究主任 島田 悠一 先生 |
海外医学留学には大きく分けて二つの形態があります。一つは臨床留学であり、もう一つは研究留学です。今回の講演では全体を第一部と第二部に分け、前半の第一部では米国における臨床留学と卒後臨床研修・専門医制度、臨床研修の質がどのように確保されているのかについてお話し、さらに指導医の生活、研修修了後の多様な進路に関して解説していきます。後半の第二部では米国での研究助成の仕組みと種類について解説した上で、米国で研究助成を獲得して主任研究者として独立し、研究室を立ち上げるまでの戦略についてお話いたします。
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※ 総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は
9月17日(火)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※ 大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第539回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年7月11日(木)17:30~18:30 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 樋田 一徳 |
演 題 | 「Building the Biliary Tree from Scratch」 |
演 者 | Prof. Holger Willenbring’sLabo., Dept. of Surgery, University of California San Francisco, CA, USA Simone Kurial先生(Doctoral Candidate) |
The biliary tree is an arboreal network of tubes that drain bile from the liver into the intestine. Extinguishing NOTCH signaling, the master regulator of biliary cell specification, in the liver progenitor cells of mice results in complete agenesis of the biliary tree and widespread cholestatic damage, resembling human cases of Alagille syndrome. Surprisingly, in this setting, hepatocytes spontaneously transdifferentiate to generate a fully-fledged and functional biliary tree. Here, we chart the morphogenetic events governing this process at single-cell resolution and identify the signaling pathways andenvironmental cues uniquely involved in establishing permanent cholangiocyte identity and hierarchical bile duct organization.
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※ 総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は 7月4日(木)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。
第538回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年6月28日(金)17:30~18:30 |
場 所 | 総合医療センター5階カンファレンス室1 |
座 長 | 山辻 知樹 |
演 題 | 「大腸癌診療~最近の話題~」 |
演 者 | 久留米大学 外科学講座 主任教授 藤田 文彦 先生 |
現在、大腸癌患者は増加傾向にありますが、その治療法も著しく進歩しています。手術療法は腹腔鏡手術からロボット手術の時代へと変わり、新規治療薬の登場や個々の患者に応じた個別化治療も進んでいます。そして、世界各国から競うように発表される臨床試験の結果から、大腸癌患者へのベストチョイスが模索されているのが現状です。今回は外科医の立場から、最近話題になっている大腸癌診療について述べてみたいと思います。
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※ 川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は6月21日(金)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第537回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年7月12日(金)16:30~17:30 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 松田 純子 |
演 題 | 「核酸を基盤とした創薬研究 -新型コロナウイルス感染症治療薬開発を例として-」 |
演 者 | 徳島大学大学院医歯薬学研究部 教授 南川 典昭 先生 |
核酸は創薬研究において格好の素材である。古くは、がんやウイルス感染症に対する代謝拮抗剤の開発、また近年においては、アンチセンスやsiRNAによる遺伝子発現抑制法が新規創薬モダリティーとして注目されている。さらにごく最近になってmRNA創薬が脚光を浴びている。
我々の研究グループでは、この核酸を基盤とした創薬研究に取り組んでおり、核酸分子に適切な化学修飾を加えることで生理活性の発現や増強に成功している。
本講演では、新型コロナウイルスに対する治療薬開発を目的とした最近の研究(代謝拮抗剤とsiRNA法)について紹介したい。
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※ 総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は7月5日(金)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第535回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年3月18日(月)17:00~18:00 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 松田 純子 |
演 題 | 「先天性代謝異常症に対するin vivo遺伝子治療法の開発」 |
演 者 | 徳島大学薬学部名誉教授 (自治医科大学小児科学客員教授) 伊藤孝司先生 |
近年、脊髄筋萎縮症やレーバー先天黒内症などの遺伝性疾患に対し、AAVベクターを用いる遺伝子治療法が国内外で臨床応用され、ライソゾーム病を含め、中枢神経症状や眼症状を伴う先天性代謝異常症治療への応用が期待されている。本講演では、希少神経難病で、未だ治療法が無い、糖脂質GM2ガングリオシド(GM2)蓄積症(GM2ガングリオシドーシス)や末端シアル酸含有糖鎖蓄積症(ガラクトシアリドーシスとシアリドーシス)に対する、独創的な治療用遺伝子を搭載したAAV9関連ベクターを用いるinvivo遺伝子治療法開発について紹介したい。
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※総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は 3月11日(月)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。
第534回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年5月15日(水)18:00 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室1 |
座 長 | 山辻 知樹 |
演 題 | 「消化器内視鏡検査・治療中に考えていること、 その先に見えたもの」 |
演 者 | 群馬大学大学院医学系研究科 消化器・肝臓内科学 主任教授 浦岡 俊夫 先生 |
消化器内視鏡検査・治療中に医師が考えることは多岐にわたり、患者の症状や病変の評価、手技の精度、安全性確保などが挙げられます。これらの前提には、十分な技術的な準備と患者やメディカルスタッフとのコミュニケーションが欠かせません。その先に見える未来は、医療の進歩に伴うより今より良い内視鏡診療の提供と挑戦です。本講演では、演者の視点から見た内視鏡検査・治療の意義と将来について探ります。
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※川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は5月8日(水)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第533回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年5月15日(水) 17:00 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室1 |
座 長 | 瀧川 奈義夫 |
演 題 | 「EGFR遺伝子変異陽性肺がんの個別化医療」 |
演 者 | 京都府立医科大学 大学院医学研究科 呼吸器内科学 准教授 山田 忠明 先生 |
進行肺がんにおける分子標的薬の登場は患者の予後改善に貢献したが、根治は困難である。我々はEGFR遺伝子変異陽性肺がん(EGFR肺がん)を対象に、AXLシグナルの活性化が治療抵抗性に関与することを明らかにした。AXL高発現のEGFR肺がん細胞では、EGFR阻害薬の感受性が低く、AXL阻害薬との初期併用は細胞生存を抑制した。これらの成果を基に、現在、国内治験が進行中であり、EGFR肺がんの“初期治療の個別化”に関する臨床応用が期待されている。
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※川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は5月8日(水)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。
第532回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年5月21日(火)16:00~17:00 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 加来 浩平 |
演 題 | 「Emerging role of mRNA modifications in regulating metabolism」 |
演 者 | Rohit N. Kulkarni先生 Professor of Medicine, Harvard Medical School, Senior Investigator, Joslin Diabetes Center |
The burden of diabetes and obesity is increasing worldwide and health care costs continue to increase to enable a better quality of life for individuals suffering from complications of metabolic diseases. A majority of studies undertaken to investigate the pathophysiology of insulin resistance and beta cell dysfunction have focused on alterations in DNA and protein for gaining insights into epigenetics pathways. This talk will focus on providing examples to fill the gap in our knowledge in the context of the significance of RNA and its modifications (epitranscriptomics) in the regulation of metabolic tissues such as adipose, liver and islet cells.
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※総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は 5月14日(火)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。
第531回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年4月26日(金) 18:00~19:00 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室1 |
座 長 | 猶本 良夫 |
演 題 | 「直腸癌に対する肛門温存術とストーマ」 |
演 者 | 医療法人社団高邦会高木病院 副院長、大腸肛門センター長、地域医療連携センター長 赤木 由人 先生 |
直腸は肛門縁から10㎝くらいの消化管最終の部分です。直腸上部では間膜という脂肪組織が存在し、その中を脈管が走行し最外側を薄い固有筋膜が包んでいます。直腸下部では括約筋(平滑筋と横紋筋)が直腸を取り巻いています。また、その外側の骨盤壁には自律神経が存在しています。直腸癌の手術はそれらの筋膜、神経、筋層に損傷を与えずに根治性が求められています。今回は自身が行ってきた手術を、過去から学んだことを踏まえて紹介させていただきます。
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※川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は 4月19日(金)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。
※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。
第530回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年2月5日(月)17:30~18:30 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 塩谷 昭子 |
演 題 | 「腸内細菌叢を学ぶ:解析手法と薬物相互作用の2本立て」 |
演 者 | 摂南大学 農学部応用生物科学科 教授 井上 亮 先生 |
腸内細菌叢が関わる研究領域は多岐に渡る。現在では、炎症性腸疾患や大腸がんといった消化器疾患以外の分野でも腸内細菌叢が活発に調べられている。今回は、この腸内細菌叢について2つの話題を提供する。1つ目は、解析手法についてで、研究でも検診でも使われる16S rRNAメタゲノム法と、最近、特に研究領域での利用が活発化しているショットガンメタゲノム法の2種類の特徴を紹介する。2つ目は、腸内細菌叢と薬物についてで、特に薬物が腸内細菌叢に与える影響を、胃酸抑制剤、糖尿病薬、抗菌剤の3つを例に紹介する。
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