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過去の講演会
第530回川崎医学会講演会
日 時 | 令和6年2月5日(月)17:30~18:30 |
場 所 | 図書館小講堂 |
座 長 | 塩谷 昭子 |
演 題 | 「腸内細菌叢を学ぶ:解析手法と薬物相互作用の2本立て」 |
演 者 |
摂南大学 農学部応用生物科学科 教授 井上 亮 先生 |
腸内細菌叢が関わる研究領域は多岐に渡る。現在では、炎症性腸疾患や大腸がんといった消化器疾患以外の分野でも腸内細菌叢が活発に調べられている。今回は、この腸内細菌叢について2つの話題を提供する。1つ目は、解析手法についてで、研究でも検診でも使われる16S rRNAメタゲノム法と、最近、特に研究領域での利用が活発化しているショットガンメタゲノム法の2種類の特徴を紹介する。2つ目は、腸内細菌叢と薬物についてで、特に薬物が腸内細菌叢に与える影響を、胃酸抑制剤、糖尿病薬、抗菌剤の3つを例に紹介する。