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過去の講演会
第207回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成23年6月28日(火) 16:30・18:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 福永 仁夫 |
「進行頭頸部癌に対する臓器・機能温存療法」
耳鼻咽喉科学 教授 秋定 健
口腔癌・喉頭癌・咽頭癌などの頭頸部癌に対する治療は、基本的には根治切除であるが、進行癌においては美容的欠損や臓器・機能の障害が問題となる。私どもが行ってきた進行頭頸部癌に対する超選択的動注化学放射線療法と計画的頸部郭清術においては、有害事象は比較的軽度で、一次効果特に原発巣に対する腫瘍縮小効果が極めて良好である。さらに形態や臓器・機能の温存に寄与し、生存率向上の可能性を示唆した。川崎医科大学附属病院における本療法の詳細な検討と国内外での現況について口演する。
「胆膵領域のInterventional Endoscopy」
総合内科学2 教授 河本 博文
胆膵疾患に対する治療内視鏡は造影のみのERCPに、乳頭切開術(EST)が加わったところから始まり、約40年が経過した。その間、総胆管結石治療や、癌の減黄術に応用され、現在はガイドワイヤー、カテーテル、ステントの性能向上により経乳頭的な内視鏡的治療が膵胆道領域のInterventionの主流となってきている。さらに、超音波内視鏡下の穿刺術が導入されるに至り、新たなアプローチルートからの治療も開発されている。現在、内視鏡で胆膵疾患の治療がどこまで可能かスライドと動画で概説する。
「アルツハイマー病100年」
精神科学 教授 石原 武士
代表的な認知症疾患であるアルツハイマー病(AD)は、Alois Alzheimerが1907年に最初の症例報告をしてから100年が経過した。AD研究は1980年代から非常に活発になり、世界中で莫大な予算を投じて研究が行われているが、脳で何が起こっているかという意味での病態解明は進んでいるものの、何故そうなるのかについては多くが未解明である。医学の発達に伴い、100年前に比べるとヒトの寿命は大きく伸びているが、加齢はADの主な危険因子でもあり、AD患者は急速に増え続けている。当日は、AD研究の流れを概観し、ADについてわかってきたこと、今後の課題として残されていることなどを論じたい。