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第222回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成23年11月14日(月) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 附属川崎病院 北館2階ホール |
:: 座 長 | 片山 浩 |
「重症患者の血糖管理」
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
麻酔・蘇生学講座 助教
江木 盛時先生
重症患者は、インスリン抵抗性の増悪により高血糖を生じる。2001年、血糖降下プロトコールを導入することで、重症患者の死亡率を有意に低下させることが報告された。以降、血糖降下療法は敗血症患者の国際ガイドラインにも推奨されている。2009年に血糖管理に関する大規模研究であるNICE-SUGARtrial、2011年に経静脈栄養に関する大規模研究であるEPANICtrialが報告され、重症患者に対する栄養・血糖管理の理解は非常に深まった。今後、新しい知見が加わるまでは、重症患者に対しては、1)経静脈栄養は入室7日間は使用しない、2)血糖値が180mg/dl を超えるまではインスリンを使用しない、3)インスリンを使用する際は、血糖値の目標は144から180mg/dLとし高血糖と軽度低血糖の両方の発生を防ぐために血液ガス分析機で頻回に血糖測定を行うことが推奨される。