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第199回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成23年2月24日(木) 16:00・17:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 益田 芳樹 |
「アスベスト曝露とNK細胞機能
-機能低下指標を用いた中皮腫早期診断への期待-」
衛生学 准教授 西村 泰光
“燃えない布”を生む魔法の素材として広く利用されてきたアスベスト(石綿)は、現在では悪性中皮腫の原因物質として悪名高く、その発癌機構について各所で調べられている。しかし、その一方で、中皮腫発症までに長い年月を要するなど、複雑な発症機構が予想され、発癌性以外の石綿曝露の生体影響が示唆される。そのような中、我々は免疫機能に注目し、石綿曝露影響について調べてきた。ここでは、演者が中心的に取り組む、ヒトNK細胞機能への石綿曝露影響に関する研究成果と、そこから期待される応用について紹介する。
「研究生活を振り返って」
自然科学 准教授 日髙 和夫
昭和46年本学に赴任してからヒトの異常ヘモグロビン(Hb)を構成する変異アミノ酸の決定を主なテーマの一つとして研究を始めた。当時は変異タンパク質のアミノ酸組成から変異アミノ酸を決定しており、サンプルの微量化、構造決定の迅速化などの技術開発を進めた。
この研究と並行して無コリンエステラーゼ(BChE)血症の研究にも従事し、その時は活性測定と家系調査のみでの検査であったが、平成3年からBChEの遺伝子解析を行い、さらに冷凍保存された過去の患者血清を用いての遺伝子解析も実施した。その後、有機リン農薬分解酵素の多型解析も実施し、また他教室との共同研究の中で高速液体クロマト法(HPLC)によるイソフラボン代謝物の解析を行い、さらに現在がん予防に効果のある緑茶ポリフェノールのHPLCによる解析を進めている。