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第205回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成23年6月16日(木) 16:00・17:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 宮本 修 |
「オキシトシン、CD38と社会性認識記憶:短期記憶の研究35年の成果」
金沢大学大学院医学系研究科 教授
東田 陽博 先生
自閉症を含む発達障害は、1-3%の有病率を持ち、今や大きな社会問題である。どの診療科でも、その病気や患者をどう扱うかを知る必要性がある。
自閉症の中心症状は社会性の障害である。分娩授乳ホルモンであるオキシトシンが中枢では、社会性の記憶に関係があることがわかってきた。
我々は、オキシトシンの脳内分泌に関与する分子CD38を見出した。CD38ノックアウトマウスでは、オスは相手のメスを認識記憶せず、オスもメスも子育て行動に異常を示す。
最近、CD38の一塩基多型と自閉症の間に相関を見出した。オキシトシン鼻腔投与の自閉症患者は社会性行動に改善が認められた。