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過去の講演会
第210回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成23年7月6日(水) 16:30・17:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 福永 仁夫 |
「Q熱の臨床」
総合内科学1 教授 沖本 二郎
Q熱とは、Coxiella burnetiiによる人畜共通感染症である。
1935年オーストラリアで流行した原因不明の熱性疾患をQuery feverとして報告したことによる。
獣医学の領域では、以前より猫、牛などがこれに罹患すると、胎盤内で増殖し、流産、生まれても虚弱(1週間以内に死亡)をひきおこすため重要な疾患であった。
このように、猫などの胎盤で増殖したC.burnetiiは、分娩後大気中に浮遊し、ヒトに感染することにより発熱や肺炎などをひきおこす。
私共は、①市中肺炎の1.3%、②慢性気道感染症の2.5%、③喘息発作の6.7%、④遷延性咳嗽の1.1%にQ熱が関与することを報告した。
本講演では、これらについて概説する。
「医療資料学教室の産声」
医療資料学 准教授 宮原 勅治
平成23年4月に医療資料学教室が立ち上がりました。医療資料学という教室の名称は、診療録を医学資料としてことさら重要視してきた本学の思いを受けております。すなわち、「情報」が意味のある記録として体を成し、調査・研究の論拠となるものを「資料」ととらえ、医療情報を包括する広い概念としての医療資料を教室の名称としました。
立ち上がったばかりの教室が一つ目のテーマとしましたのが「情報活用力」です。発生する事象の中から問題点を分析・抽出し、必要な情報を収集し、情報を評価し、正しく使用し、問題解決、価値創造を求めます。これから医療資料学教室が目指すものをご紹介し、教室の産声として聞いて頂き、今後のご指導とご協力を仰ぎたいと思います。