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第208回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成23年6月29日(水) 16:00・17:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 福永 仁夫 |
「我が国における肝疾患の変遷とその対策」
総合内科学2 特任教授 山田 剛太郎
本邦では肝疾患の大半はウイルス性であったが、1973年にB型肝炎ウイルスが、1989年にC型肝炎ウイルスが発見され、感染予防は急速に進歩し、新規感染患者は急速に減少してきた。しかし、抗ウイルス剤による慢性肝疾患の治療法の開発には長期間を要し、その間に、多くのC型慢性肝疾患が進展・高齢化し、肝発がんリスクの高まった症例の治療が急務となっている。一方、1990年代の後半から、肥満などの生活習慣病を伴う非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)が急増し、肝硬変への進展や肝発がんが見られ、病態解明・治療法の確立が急がれている。
「非喫煙者肺癌における分子標的治療の基礎から臨床へ」
総合内科学4 教授 瀧川 奈義夫
非喫煙者肺癌の多くに上皮性成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異が認められています。我々が作製した、肺のみに発現しているsurfactant protein-Cに変異型EGFR遺伝子を付加した遺伝子改変マウスは、ヒトの肺腺癌と同様に異型腺腫様過形成、細気管支肺胞上皮癌、そして浸潤癌へと進行します。EGFR遺伝子変異陽性肺癌に臨床で効果を示すgefitinibは、このマウスモデルでも同様の効果をもたらします。本講演では、このモデルを用いた基礎研究とその成果をもとに行われている臨床試験を概説します。