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過去の講演会
第169回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成21年8月20日(木) 16:00・17:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 福永 仁夫 |
「筋肉と血管:眼と心臓における臓器機能発現」
生理学1 教授 毛利 聡
生体において筋肉と血管は単なるエンジンと燃料パイプの関係ではありません。筋肉はその収縮・弛緩により血管にメカニカルストレスを与え、臓器機能の発現に重要な役割を果たしています。今回は眼と心臓における筋肉と血管の連携についてお話しします。
「脳虚血モデルおよび脊髄損傷モデル動物を用いた病態生理研究」
生理学2 教授 宮本 修
これまで、各種神経疾患モデル動物を作製してその病態と治療法の研究を行ってきた。今回、1.低体温時の復温条件による細胞保護効果の影響および低体温療法後に生じる慢性的な神経細胞死、2.脊髄損傷モデルラットにおいて傷害後に出現する放射状グリアの挙動、の研究について紹介する。
「頸動脈狭窄症の病態と外科的治療」
脳神経外科 教授 宇野 昌明
アテローム硬化性病変の代表的疾患である頸動脈狭窄症例の血中およびプラーク中の酸化LDL、SODを測定し、手術により摘出したプラークの病理所見と比較検討した。不安定プラークは安定プラークより血中およびプラーク中の酸化LDLが高く、かつ抗酸化システム(SOD activity)が低下していた。また頸動脈狭窄症に対する頸動脈内膜剥離術の我々の手術方法を提示し、その成績を報告する。