Menu
過去の講演会
第171回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成21年9月29日(火) 16:15・17:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 藤田 喜久 |
「高血圧の患者が非心臓手術をうける時
―術前の血圧コントロールを目的に手術をキャンセルする根拠はあるか?―」
Professor John W Sear
Nuffield Department of Anaesthetics、University of Oxford:
and Fellow of Green Templeton (formerly Green) College
英国では約750万人の高血圧症患者がいる。高血圧症患者が麻酔・手術をうけると、疾患―薬剤―麻酔間の相互作用が生じることになり、そのため周術期罹病率と死亡率が増加する可能性がある。かつての高血圧薬物治療は160/90mmHg以下がゴールであったのに対して、今日のガイドラインは非糖尿病患者で140/85 mmHg以下、糖尿病患者では140/80mmHg以下を目標としている。
しかしながら高血圧症―手術―麻酔間の相互作用に関してはガイドラインが存在しない。
(訳 麻酔・集中治療医学1 藤田 喜久)