川崎医学会講演会

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 過去の講演会

 第374回川崎医学会講演会

:: 日 時 平成28年11月4日(金)17:30・18:30
:: 場 所 図書館小講堂
:: 座 長 下屋 浩一郎

「ALSOプロバイダーコースとチーム医療:チームSTEPPS」

恵寿総合病院家族みんなの医療センターセンター長
NPO法人周生期医療支援機構(ALSO-Japan)
代表 新井 隆成 先生

  産科医療に関わる医療者が一堂に会して同じシミュレーショントレーニングを受けることで、チーム医療という目標が新たに強調されることになる。NCPR(Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation)の全国普及によって、産科医療におけるマネキンを使用したチームトレーニングが国内で標準的なものとなった。NCPRコースは5年ごとにアップデイトされている。内容が5年毎に検証され、アップデイトされることで、新たなエビデンスにしたがって知識、技能、そしてチームトレーニングすべてがアップデイトを繰り返すことになる。
 ALSOプロバイダーコースでは、「マタニティケアの安全性」というチャプターの中で、米国で開発された「チームSTEPPS(Team Strategies and Tools to Enhance Performance and Patient Safety)」というチームワークの概念から医療安全スキルを学習する。このチャプターをコース冒頭で学ぶことは、ALSOのシラバスにチームSTEPPSが導入されて以来、全世界のALSOプロバイダーコース共通のルールとなっている。
 ALSO-Japan年次集会ではALSOプロバイダー受講者のその後の取り組みについて多くの報告が発表されている。受講後産科救急対応へ向けた施設での勉強会、実践へ向けたプロトコール作りと施設内での共有、そして実例を踏まえた振り返りとプロトコールのブラッシュアップといったチーム医療の推進活動が行われている。ALSOプロバイダーコースに参加する産婦人科医、助産師だけでなく、看護師、救急医、麻酔科医、小児科医、プライマリ・ケア医、研修医他、周産期に関わる可能性のある様々な医療者が関わりながら、「安全なお産」へ向けた取り組みが全国で始まっている。
“Advancd Life Support”と名のつく教育コースは多いが、”Advanced”とはチーム医療を発展させることに他ならない。

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