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第366回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年7月20日(水) |
:: 場 所 | 別館6階大会議室 |
:: 座 長 | 福永 仁夫 |
「自己免疫疾患の発症要因としての重症薬疹」
皮膚科学 教授 青山 裕美 先生
ウイルス感染と制御性T細胞(Treg)異常は自己免疫疾患の発症因子として知られているが、それらの因子と発症を直接結びつけた研究はない。薬剤性過敏症症候群(DiHS)は急性期に潜伏ヘルペスウイルスの再活性化とTregの機能異常を認め、多臓器障害を伴う重症薬疹の特殊型であり、回復後しばしば自己免疫疾患を発症する。我々はDiHSの発症から回復期までの長い経過中に検出される様々な自己抗体が、急性期の重度の肝障害と密接に関連して生じ、それはステロイドの全身投与により抑制されうることを明らかにした。実際の患者において、前駆病変における炎症の抑制が自己免疫疾患の発症を予防し得ることが初めて証明された。