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第360回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年2月25日(木) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 樋田 一徳 |
『ラットヒゲシステムを題材とした神経回路機構の包括的研究:システム神経解剖学の構築を目指して』
京都大学大学院医学研究科 高次脳形態学教室
准教授 古田 貴寛 先生
神経科学において従来は、解析対象となる「データの種類(解剖学、生理学など)」「スケール(動物個体、分子レベルなど)」「脳機能(視覚系、運動系など)」について限定し、研究することが一般的であった。しかし、複雑な神経メカニズムを解明する為には、多くの側面から見たデータを有機的に結合させることが望ましく、包括的な解析アプローチによる研究の気運が高まってきている。今回の発表では三つの軸、「解剖学と生理学の融合」「長距離神経結合から超微細構造まで」「運動と感覚の統合」を打ち立て、これらを統合的に解析するプロジェクトについてご説明する。