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第376回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年12月1日(木) 18:00・19:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 塩谷 昭子 |
「愛の生理学 -愛のホルモン、オキシトシン-」
ウイスコンシン医科大学 教授
統合医療クリニック徳 院長 高橋 徳 先生
オキシトシンは 主に脳内の視床下部で産生されます。オキシトシンが分娩時の子宮収縮を促すことは早くから知られていましたが、抗ストレス作用や抗不安作用も有しています。オキシトシンが脳内で分泌されるとストレスに適応することができ、心身への悪影響を和らげてくれます。加えて、オキシトシンは 「社交性」や「愛情」などにも関係しています。「人を思いやったり」「人から大切にされたり」するような積極的な人との関わりを持つことは、体内オキシトシンの発現を増加させ日常のストレスに負けない心身を保つために重要です。