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第359回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年2月12日(金)17:00・18:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 森谷 卓也 |
『癌幹細胞と上皮間葉転換の役割と癌治療への応用』
東京都健康長寿医療センター
老年病理学研究チーム 研究部長
石渡 俊行 先生
癌の転移と再発に癌幹細胞(Cancer Stem Cell)と上皮間葉転換(EMT)が関与していることが明らかとなり、注目を集めています。癌幹細胞は上皮間葉転換することにより、移動能が増し転移が促進されると考えられています。また、癌幹細胞は、抗癌剤や放射線治療に抵抗性を示すことが報告されています。このため、癌幹細胞と上皮間葉転換を標的とした治療法の開発を目指し、癌組織、癌培養細胞と実験動物を用いて研究を進めています。研究結果に加え、現在行われている癌幹細胞に対する治療法についてお話しさせて頂きます。