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第357回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年1月27日(水)17:30・18:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 大槻 剛巳 |
「肺癌の現状と科学」
筑波大学 医学医療系・地域医療教育学
附属病院 呼吸器内科
教授 家城 隆次 先生
他の癌腫に比較して、肺がん治療の成績は長期間にわたって改善を認めなかった。21世紀に入り、肺癌にもEGFR-TKIなどの分子標的治療薬が導入され、少しずつ化学療法による長期生存患者を経験するようになってきた。さらに近年、PD-1、PDL-1などの免疫制御を対象にする治療薬が新たに導入され、科学の進歩により更なる治療成績の向上が期待されるようになった。一方、研究論文のねつ造、盗用など様々な問題が生じており、医師として必要な科学者としての判断が求められている。