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第355回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年1月8日(金)19:00・20:00 |
:: 場 所 | 附属川崎病院 東館9階会議室 |
:: 座 長 | 猶本 良夫 |
「高齢者のフレイル・サルコペニアとその予防対策」
東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座(老年病科)
准教授 小川 純人 先生
高齢者のフレイル(虚弱)は、身体機能、臓器機能の低下など、「加齢に伴う多臓器機能の予備力低下を基盤とし健康障害を受けやすい状態」と理解され、日常生活機能や生命予後に及ぼす影響が大きいことからも、わが国においてその予防対策は重要な課題となっている。フレイルの重要な要素として加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)が知られており、その発症進展過程において、液性因子の加齢変化、栄養障害をはじめとする様々な要因が関与していることが次第に明らかになってきている。また、臨床的にもサルコペニアの定義ならびにバイオマーカーを含む診断法の開発が進み、効果的な予防・治療法の確立が期待されている。本講演ではホルモン、サイトカイン等の液性因子や栄養状態の加齢性変化とフレイル・サルコペニアとの関連性、および持続的運動、アミノ酸栄養、ホルモン投与をはじめとしたアプローチによる予防・治療の可能性について紹介する。