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第364回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成28年6月15日(水) |
:: 場 所 | 別館6階大会議室 |
:: 座 長 | 大槻 剛巳 |
「網膜外光受容器と概日時計」
自然科学(生物学)教授 泰山 浩司 先生
生物の活動性や生理機能には約24時間のリズムがみられる。この概日リズムを制御する機構には、約24時間の周期性をつくりだす概日時計、時刻情報を伝えて活動や生理機能を制御する出力系、さらに、光や温度などの環境サイクルに概日時計を同調させる入力系の3つの要素が含まれる。概日時計の分子機構に関する研究は、キイロショウジョウバエを端緒として哺乳類や鳥類で急速に進展し、時計関連遺伝子が関わる自己フィードバックループの動態が解析され、概日時計の分子メカニズムが明らかされた。最近の研究から概日時計機構を構成するネットワークの大枠が徐々に明らかにされ、ネットワークを構成する個々のニューロン間のシナプス結合に関する研究も進んでいる。
本講演では、昆虫の概日時計機構を構成するニューロンネットワークについて概説し、入力系の一つとして機能する網膜外光受容器の存在とその微細構造、概日時計ペースメーカーニューロンと網膜外光受容器のシナプス結合などについて紹介する。