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第428回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成30年10月5日(金) 18:00・19:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 藤原 由規 |
「DNA損傷修復機能を標的とした新たながん治療戦略」
東京医科歯科大学 難治疾患研究所 分子遺伝分野
教授 三木 義男 先生
DNA損傷は、がんをはじめ種々の疾患の主要原因である。細胞は生じたDNA損傷を修復機構により修復しゲノム安定性を維持している。従って、修復機能が低下すると細胞に損傷が蓄積し、がん化に繋がる。一方、修復機能が阻害されたがんはDNA傷害性抗がん剤に高感受性を示し、これが合成致死療法である。具体的には、BRCA変異に代表される相同組換え機能不全のがんに対しPARP阻害剤が開発され、本邦でも、乳がん・卵巣がんを対象に承認された。さらに前立腺がん、すい臓がん、肉腫等への展開が期待されている。このようなDNA損傷修復機能を標的とした新たながん治療法の現状や基盤的なメカニズムについて概説する。