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第415回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成30年6月5日(火) 17:00・18:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 平塚 純一 |
ホウ素中性子捕捉療法とFBPA PET
大阪大学大学院医学系研究科 放射線統合医学講座(核医学)
教授 畑澤 順 先生
悪性腫瘍に対するホウ素中性子捕捉療法には、ホウ素10(10B)を選択的に腫瘍細胞に送達するための分子が必要になる。その中でborono-phenylalanine(BPA)および18F標識BPA(18FBPA)を中心に研究を進めてきた。
治療量投与後のBPAの組織内濃度(ppm)を18FBPA PETで推定する方法、18FBPAが腫瘍特異性のL-type amino acid transporter 1(LAT-1)を介して腫瘍組織に取り込まれること、F2法による大量の18FBPA製造法の開発、ホウ素中性子捕捉療法を補完するアルファ線核医学治療の可能性などについて報告する。