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第423回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成30年8月13日(月)17:30・18:30 |
:: 場 所 | 総合医療センター5階カンファレンス室1 |
:: 座 長 | 杭ノ瀨 昌彦 |
「3D空間画像診断と手術支援:仮想現実VR/拡張現実AR/複合現実MR」
HoloEyes株式会社COO 取締役兼最高執行責任者
東京大学先端科学技術研究センター身体情報学分野客員研究員
杉本 真樹 先生
外科解剖は、CT/MRIから3D再構築しても固定された平面モニタで閲覧するだけでは、実際の臓器と病巣の立体関係や奥行きなどの空間認識や、画像と術野・手術器具との位置関係を十分に理解するのは困難である。この課題を解決する技術として、画像データと現実空間を統合して評価できる、VR仮想現実、AR拡張現実、MR複合現実が注目されている。CT/MRIの各臓器形状データを、座標値を有するポリゴンデータとして抽出し、実空間座標と統合して提示することで、まるで空中に浮いているように立体臓器モデルを体感できる。位置センサーを搭載したヘッドマウントディスプレイや、透過型ウェアラブルグラスにより、患者体内に没入したような感覚が得られ、しかも各デバイス間の位置座標をWIFIにて共有することで、複数人が同時におなじ空間で臓器形状や手術プロセスを直観的に体感できる。これらは既に手術計画やシミュレーション、治療支援、医学教育やトレーニングの場で技術向上や誤認回避に活用されている。VR/AR/MR技術はすでに市販済みの安価なデバイスでもすぐに活用できるため、外科手術においても手術支援のスタンダードとなる可能性を示唆している。