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第422回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成30年9月11日(火) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 柏原 直樹 |
若い人の血圧管理 ・米国高血圧ガイドラインをふまえて・
ミシシッピ大学 准教授
矢野 裕一郎 先生
2017年11月、血圧ガイドラインが米国で発表された。主な変更点は①高血圧の基準値が収縮期血圧130 mm Hg あるいは拡張期血圧 80 mm Hg以上に変更②血圧の診断・治療に診察室外血圧測定(24時間自由行動下血圧測定、家庭血圧測定)を推奨③収縮期血圧 130-139 mm Hg あるいは拡張期血圧 80-89 mm Hg でも、10年以内に心血管イベントを起こす確率が10%以上の人に降圧療法を推奨、以上の3点である。結果として、新たに高血圧と診断される人の割合が最も増えたのは 20-44歳の若・中年者である。
残念ながら、その領域における高血圧のエビデンスは非常に少ないが、the Coronary Artrey Risk Development in Young Adults (CARDIA)研究の知見は有用かもしれない。CARDIA 研究は 18-30歳の白人・ アフリカ系アメリカ人約 5000名を対象に 30年追跡した研究である。私は CARDIA 研究に6年近く従事し、現在 CARDIA Hypertension Working Group の Co-leader に従事している。
本公演では CARDIA 研究で得られた知見を紹介し、若・中年者の血管管理について議論させていただく。