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第420回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成30年7月26日(木) 18:00・19:00 |
:: 場 所 | 総合医療センター2階川﨑祐宣記念ホール |
:: 座 長 | 小島 淳 |
「日本における循環器疾患のエビデンス」
国立研究開発法人国立循環器病研究センター理事長
小川 久雄 先生
1994年から急性心筋梗塞患者(AMI)723例を対象にThe Japanese Antiplatelets Myocardial Infarction Study (JAMIS)を行い、アスピリン81mgが心筋梗塞再発を抑制する、1998年から行ったAMI後にβ遮断薬とCa拮抗薬を比較するThe Japanese β blockers and Calcium antagonists Myocardial Infarction(JBCMI)study ではAMI1,090例において日本人ではCa拮抗薬も有効である。2002年からAMI 486例を対象に施行したMUlticenter Study for Aggressive Lipid-lowering Strategy by HMG-CoA Reductase Inhibitors in patients with Acute Myocardial Infarction(MUSASHI-AMI)では日本人にもスタチンが有効である、以上を報告した。2002年から2型糖尿病患者におけるアスピリンの動脈硬化性疾患一次予防効果に関する研究Japanese Primary Prevention of Atherosclerosis With Aspirin for Diabetes(JPAD)trialを2,539名で6年間行い、65歳以上ではアスピリンが心血管系イベント発生抑制に有効である可能性を示した。2005年から高齢高血圧患者1,064名に実施したOlme Sartanand Calcium Antagonists Randomized(OSCAR)Studyでは心血管系疾患合併患者においてはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)+カルシウム拮抗薬群が高用量ARB群より有効である、2012年から2014年まで糖尿病患者1,049例を対象に検討したLIpid-lowering with highly potent Statins in hyperlipidemia with Type 2 diabetes patiENts(LISTEN)Studyでは水溶性スタチンが脂溶性スタチンよりも糖代謝への影響が少ない、2009年から2014年にかけて1,228名の高血圧患者に対して行ったA Trial of Telmisartan Prevention of Cardiovascular Disease(ATTEMPT-CVD)では3年間でARB治療は非ARB治療に比べて血漿BNP上昇を軽減させ、尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)減少効果が大きい、以上を明らかにした。