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第416回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成30年6月14日(木) 18:00・19:00 |
:: 場 所 | 総合医療センター5階カンファレンス室1 |
:: 座 長 | 山辻 知樹 |
遺伝性腫瘍とがんゲノム医療 ・がん遺伝子パネル検査との関わり・
山口大学大学院 医学系研究科 分子病理学講座 教授
山口大学医学部附属病院 遺伝診療部 部長 (併任)
伊藤 浩史 先生
多くのがんは細胞の後天的な体細胞遺伝子異常によって発症するが、一部は生まれつきがん抑制遺伝子の生殖細胞系列変異によって家族性に発症することもある。これまでこれら2種類のがんは「普通のがん」、「遺伝性のがん」として別々に扱われることが多かったが、次世代シークエンサーの開発によって、がん細胞における遺伝子異常の網羅的な解析が行われるようになり、偶発的にこれら遺伝性腫瘍の原因遺伝子変異が発見されるようになった。さら厚労省が本年2月16日付けで全国の11医療機関を「がんゲノム中核拠点病院」に指定して、本格的に難治癌、希少癌のがん遺伝子パネル検査が行われることとなり、今後益々、遺伝性腫瘍が偶発発見される機会が多くなると考えられる。
本講演では、遺伝性腫瘍とはどういうものかをまず解説し、今後がんゲノム医療の進歩に伴い、偶発発見されうるこれら遺伝性腫瘍患者への対応について、演者らが実際に行っている遺伝カウンセリングを含めて概説する。