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第450回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 2019年7月17日(水) 教授会・大学院医学研究科委員会終了後 |
:: 場 所 | 別館6階大会議室 |
:: 座 長 | 大槻 剛 |
「EBM実践の促進を目指す人工知能開発」
学長付特任教授 神田 英一郎先生
エビデンスに基づく医療(EBM)とは、医療者間で広まり、医療はある程度の根拠に基づく標準的なものとなってきました。しかしエビデンスはすべての医療関連分野に作られておらずまだまだ不十分である。近年、ICTや機械学習の技術が発達し、ビッグデータを集積し解析する技術が発達してきた。将棋や碁、無人自動車などの事例のほか、医療の分野では、診断の困難な疾患の診療援助、ガン健診や網膜眼底画像などの画像解析、創薬シーズの発見などで活用されている。EBMを実践するためには、大量の文献や患者データなどの医学データの収集と解析が必要であるが、医師が一人で処理できる量を凌駕しており、AIの活用が不可欠である。発表者が臨床の際にヒントを得て行ってきたAI開発の経験をもとに、EBM実践の促進を目指すAI開発について概説する。