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第453回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 2019年8月28日(水)教授会終了後 |
:: 場 所 | 別館6階大会議室 |
:: 座 長 | 大槻 剛巳 |
「ライソゾーム病の"病態治療"戦略」
分子遺伝医学 大友 孝信
私はこれまで主に小児科領域で遭遇する先天代謝異常症、中でもライソゾーム病の研究に取り組んでまいりました。ライソゾーム病に対しては酵素補充療法や基質合成抑制療法などが実用化されていますが、効果が不十分であるなどの限界も見えてきています。病気を克服するための次世代の治療法を考えるにあたり、研究の果たす役割は病気の仕組み(病態)をより深く理解することで、それは科学の発展にも寄与します。本講演ではこれまで私が関わってきた研究の内容とこれからの方向性について概要をご紹介いたします。