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第461回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 11月19日(火)19:00・20:30 |
:: 場 所 | 総合医療センター2階川﨑祐宣記念ホール |
:: 座 長 | 小島 淳 |
「地域で繋ぐ心不全患者の緩和ケア -症状緩和の具体策-」
兵庫県立姫路循環器病センター
循環器内科 救急科 医長 大石 醒悟
2017年、心不全は「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」であると、日本循環器学会及び心不全学会から一般向けに定義された。経過と予後の観点を内包するその定義は、心不全が慢性の進行性疾患であり、場所や職種を問わず関わる必要があることを示しており、治療行為を継続しながら、苦痛を評価し、介入を行うアプローチである緩和ケアは地域連携の中で繋ぎ、実践される必要がある。
本講演では、心不全の緩和ケアについて概説し、地域で繋ぐ意思決定支援、症状緩和の方法論について当院での経験を踏まえ、問題提起を行いたい。