オンデマンド講演会
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川崎医学会講演会:
kouenkai@med.kawasaki-m.ac.jp
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第468回川崎医学会講演会
演 題 | 「がんの個別化医療を目指したRNA機能制御研究の展開」 |
演 者 |
学長付特任教授 増田 清士 先生 |
21世紀に入りヒトゲノム配列が解読されゲノム機能に注目が集まることで、複雑な遺伝子発現の制御機構が明らかにされつつある。RNA機能についても、その異常と病態との関連の解明が進んできている。我々は、RNA機能調節の中心的役割を担うRNA結合蛋白質(RBP)に着目して研究を展開し、消化器癌の発症や悪性化に関与する複数のRBPの機能異常とその分子機構を解明し報告した。本発表では、食道扁平上皮がんにおけるRNA機能異常によるがん細胞悪性化の分子機構とこれに対する特異的介入法の探索を例に、がんの個別化医療を目指した最近の研究成果を紹介したい。また、ゲノム解析技術を基盤とした非侵襲性コンパニオン診断法の開発研究についても紹介したい。 |