オンデマンド講演会
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川崎医学会講演会:
kouenkai@med.kawasaki-m.ac.jp
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第495回川崎医学会講演会
演 題 | 「膵癌のスクリーニング」 |
演 者 |
胆膵インターベンション学 特任教授 吉田 浩司 先生 |
膵癌の予後は化学療法の進歩により改善されたものの、stageⅠでも10年生存率35.4%とがんの中で最悪である。1cm以下の膵癌であれば10年生存率約95%と長期生存が見込まれる。このような小膵癌は、他疾患の経過観察中などに、腹痛・機能性胃腸症のような症状や、膵酵素高値/低値、膵管拡張・膵嚢胞・膵脂肪変性・膵萎縮などの癌に随伴する間接所見、が偶然認められて発見に至っている。検診超音波での膵有所見率は約1%、膵癌検出率0.06%以下と低い。早期膵癌を拾い上げるためには、膵疾患の既往/家族歴、新規糖尿病発症・糖尿病増悪、などの膵癌高危険群の効率良い絞り込みが必要である。膵癌早期発見のための留意点を解説し、コロナ禍において、在宅でチェックできる問診アプリや尿検査(エクソソーム由来miRNA、線虫など)などを紹介する。 |