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第347回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成27年9月28日(月) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 本館棟11階臨床教育研修センター |
:: 座 長 | 種本 和雄 |
「私の体験した教育の真髄
-渾身の心臓外科50年を経験して-」
東京女子医科大学名誉教授 小柳 仁 先生
演者が故郷、北国の医学校を卒業し、東京女子医大榊原外科に入局したとき、日本は米国に10年遅れて開心術競争に参入したばかりだった。開心術はほとんど救命できない時代であった。個体発生と系統発生とがほぼ重なり合う幸運な半世紀を過ごし、最終的に心臓移植と補助人工心臓にまで辿りついた。多くの優れた先輩に導かれたが、今日私に残っているのは彼らの知識や技術ではない。これらは3年経てば古くなるからだ。未だに残っていて私を鼓舞してくれるものは先輩や教師たちの精神性や倫理性であり、今日の心臓外科や循環器医療はその導きがあって成立している。日本は今曲がり角にあるが、次世代を育てるためにもう一度このような教育論を再確認すべきであると思っている。