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第334回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成27年6月5日(金) 16:30・17:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 砂田 芳秀 |
「tRNA修飾異常と疾患発症、とくにミトコンドリア病発症機構について」
熊本大学大学院生命科学研究部・分子生理学分野
教授 富澤 一仁 先生
DNA塩基のメチル化修飾などが遺伝子発現を制御していることが知られ、またこれら修飾ががんの発症やiPS細胞の分化などに重要であることが明らかになり、現在、エピジェネティクス研究は医学研究の一大分野となっています。
トランスファーRNA(tRNA)も非常に複雑な化学修飾を受けることは、細菌や酵母を用いた研究で知られていました。しかし、これまで疾患との関連性が明確でなかったため、医学分野での研究は進んでいませんでした。我々は、tRNA修飾異常がアジア型2型糖尿病の発症に関与していること、またミトコンドリア病の発症にも同修飾異常が関与していることを明らかにしました。本講演では、ミトコンドリア病発症機構を中心に、なぜtRNA修飾異常が疾患発症を引き起こすのか、その分子機構について解説いたします。