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第351回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成27年11月19日(木)18:00・19:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 樋田 一徳 |
「辺縁系の研究史:Brocaから最近の話題まで」
防衛医科大学校 解剖学 教授 小林 靖 先生
失語症研究で有名なブローカは、大脳皮質の中で最内側の部分を辺縁大葉と呼んだ(1878)。当初嗅覚を担うと考えられたが、のちにパペッツはこの領域を含むループ状の伝導路を取りあげ、それが情動に関係するとした(1937)。さらにマクリーンは辺縁大葉と密接な関係にある皮質下構造を合わせて、内臓脳/辺縁系の概念を提唱した(1952)。ところがまもなく、症例HMによって辺縁系、とくに海馬がエピソード記憶の形成に不可欠であると分かった(1957)。こうした辺縁系の概念の変遷を振り返り、併せて最近の話題を紹介する。