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第152回 川崎医学会講演会
::日 時 | 平成20年6月10日(火) 16:00・16:40 |
::場 所 | 図書館小講堂 |
「がん診療におけるチーム医療-Moffitt がんセンターに学ぶ」
外科学(消化器) 教授 平井 敏弘

がん診療は高度になるとともに、多分野・多職種の参加、すなわちチーム医療が不可欠となってきた。わが国においてはチーム医療の歴史も浅く、その意識と方法論が乏しいといわざるを得ない。本院においてもチーム医療の最も重要なツールであるクリニカルパスは始まったばかりでまだ十分には浸透していない。
また Nutrition Support Team(NST)や緩和医療も緒に着いたという状況である。
一方、チーム医療に欠かせないコメディカルの生涯教育という点ではいまだ組織だって行われてはいない。中国・四国広域がん養成プログラムの一環として Moffitt cancercenter で研修してきたが、チーム医療とコメディカル生涯教育が組織的に行われていることを目の当たりにした。このことを参考に本院でのがん治療におけるチーム医療の方向性を考えてみたい。