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第246回川崎医学会講演会
(平成24年度医学会賞受賞講演会)
:: 日 時 | 平成24年12月13日(木) 16:00・17:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 大槻 剛巳 |
●機関誌論文賞受賞
「DPP-IV阻害薬Vildagliptinによる膵β細胞保護作用の分子機構の解明」
元 糖尿病・代謝・内分泌内科学 大学院生 濵本純子先生
2型糖尿病の病態は進行性であり、特に膵β細胞障害の進展、とりわけ機能的膵β細胞量の減少は疾患の長期管理に多大な影響を及ぼす。従って膵β細胞機能保持の可能性を追求することは、今後の重要な課題であり、糖尿病臨床に及ぼす影響は極めて大である。これまでに開発された経口血糖降下薬の中に膵β細胞保護効果を有する薬剤がいくつかあり、その中で最近注目を浴びている薬剤の一つにDPP-IV阻害薬がある。DPP-IV阻害薬には、耐糖能改善、動物レベルではあるが膵β細胞機能障害進展阻止作用を有することが明らかになっているが、その分子機構についての解明は未だ十分とは言いがたい。そこで、我々は、肥満2型糖尿病モデルマウスを用いてDPP-IV阻害薬による膵β細胞保護効果を検討し、さらにその分子機構を明らかにするために膵β細胞に特異的な遺伝子発現様式をコントロールマウスと比較検討したので報告する。
●研究奨励賞受賞
「GLP-1受容体作動薬リラグルチドによる膵β細胞保護作用とその分子機構・肥満2型糖尿病モデルマウスを用いた解析・」
糖尿病・代謝・内分泌内科学 臨床助教 下田将司先生
肥満2型糖尿病モデルdb/dbマウスは、レプチン受容体異常により過食・肥満・インスリン抵抗性を呈し、膵β細胞による代償性インスリン分泌の破綻により著明な高血糖をする。糖代謝の恒常性を維持するには膵β細胞機能の保持が重要であり、今回、GLP-1(Glucagon-like peptide-1)受容体作動薬リラグリチドによる膵β細胞保護機構について報告する。