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第238回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成24年9月27日(木) 17:00・18:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 中村 雅史 |
「造血系における腫瘍幹細胞-
Stem cells in hematological malignancies」
九州大学医学研究院 病態修復内科(第一内科)
教授 赤司 浩一先生
最近の研究により、すべての白血病芽球は少数の白血病幹細胞(Leukemia stem cells)に由来することが示唆されている。白血病化とは、白血病幹細胞化そのものであると言えるが、正常細胞から白血病幹細胞への転換の過程を追うためには、正常の分化制御システムを詳細に理解した上で、腫瘍化に伴い新たに獲得された分子生物学的異常を同定する必要がある。 20年ほど前に遡るが、白血病細胞を培養したとき、一部の細胞のみが白血病芽球コロニーを形成することから、これらを白血病幹細胞と呼んだ。現在では、フローサイトメトリーによる白血病幹細胞の濃縮、その白血病再構築能力を計測するin vivoアッセイシステムの開発、さらに分子生物学的情報を基に正常幹細胞から白血病幹細胞そのものを作り出すことも可能になってきている。本講演では、主として各種白血病幹細胞の特徴と、そのアッセイシステムについて概説し、白血病幹細胞を標的とする新規治療法開発の可能性を議論する。