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第247回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成24年12月26日(水) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 附属川崎病院 北館2階ホール |
:: 座 長 | 沖本 二郎 |
「日本の医学・医療のありかたー医学教育の動向を含めてー」
名古屋大学大学院医学系研究科
健康社会医学専攻総合診療医学 教授
伴 信太郎先生
日本の医学・医療は大きな転換期を迎えている。その背景には①情報通信技術の発達、②人口の急速な高齢化、③医学・医療の高度専門細分化、④医療関係諸職種の増加などが挙げられる。このような背景は、「高度先端医療」と「地域医療」を医学・医療の取り組み目標の両輪とすることを求めている。
地域医療においては、医師中心のトップダウンのヒエラルキーや、大学中心の中央集権的なヒエラルキーに代わる、住民をも巻き込んだ多職種連携の多中心的システムが求められている。また、医学・医療教育においては、「総合診療」を一つの専門領域と認識し、‘細分化する専門医’と‘総合する専門医’の両輪を確立し、幅広い総合診療能力を持った専門医をマジョリティとして養成する将来像が必要である。総合性の中には、前記の住民をも巻き込んだ多職種連携のシステム構築への親和性が重要な臨床能力として含まれる。