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第464回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 令和2年1月23日(木) 17:00・18:00 |
:: 場 所 | 5階 カンファレンス室3 |
:: 座 長 | 石原 克彦 |
「結核菌に対する感染防御免疫と炎症性サイトカイン」
琉球大学 熱帯生物圏研究センター
感染生物学部門 分子感染防御学分野 教授
医学研究科生体防御学講座 教授
松﨑 吾朗 先生
近年の医学生物学の大きな進歩にも関わらず、結核は世界規模での重大な生命の脅威であり続けている。結核に対する感染防御免疫では、細胞性免疫の中心を担うTh1型T細胞の重要性が知られているが、それだけでは十分な感染防御は成立せず、様々な炎症性反応によるサポートが必須であること、この炎症に対して結核菌の病原因子が抑制的に作用することが、明らかとなってきた。今回の講演では、結核菌と宿主免疫の相互関係を「炎症性サイトカイン」をキーワードとして読み解きながら、結核に対する有効な感染防御免疫の在り方を考察する。