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第381回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成29年2月9日(木) 15:30・16:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 西松 伸一郎 |
「ゲノム編集による遺伝子組換え動物作製の基礎と応用」
東京大学大学院 農学生命科学研究科
藤井 渉 先生
ノックアウト動物をはじめとするゲノム改変動物は、生体内で標的のゲノム配列機能を解析する上で有用なツールである。近年、従来のゲノム改変動物作製法に代わる新たな方法として、人工ヌクレアーゼを利用したゲノム編集技術が注目されている。我々はZFNやCRISPR/Casなどの人工ヌクレアーゼを利用したゲノム改変技術の開発と改良を行ってきた。本講演では、ゲノム編集について基礎原理と利用方法を解説するとともに、培養細胞やマウスを中心とした個体レベルでの応用について、実践的な現状を議論する。あわせて、人工ヌクレアーゼを応用した最新の技術についても紹介したい。