Menu
- トップぺージ
- 講演会予定
- 過去の講演会
├令和6年
├令和5年
├令和4年
├令和3年
├令和2年
├平成31年
├平成30年
├平成29年
・第406回
・第405回
・第404回
・第403回
・第402回
・第401回
・第400回
・第399回
・第398回
・第397回
・第396回
・第395回
・第394回
・第393回
・第392回
・第391回
・第390回
・第389回
・第388回
・第387回
・第386回
・第385回
・第384回
・第383回
・第382回
・第381回
・第380回
・第379回
├平成28年
├平成27年
├平成26年
├平成25年
├平成24年
├平成23年
├平成22年
├平成21年
└平成20年
- オンデマンド講演会
過去の講演会
第391回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成29年5月15日(月) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 柏原 直樹 |
「日本の僻地から米国の大学:私の高血圧臨床研究」
矢野 裕一郎, MD, PhD, FASH
ssistant Professor,
Department of Preventive Medicine,
University of Mississippi Medical Center
米国には長期追跡している疫学研究が多数ある。第二次世界大戦後1947年から開始されたFramingham Heart Studyは今もaggressiveである。18-30歳の若者を追跡したCARDIA研究は30年目の追跡調査を遂行し、35年目の追跡調査への準備に入った。長期の追跡調査により各個人が一生のうちに特定の疾患をどの程度の割合で発症するか(生涯リスク:lifetime risk)、疾患のない“理想的な心血管状態(ideal cardiovascular health)”を保つ条件など、新知見が集積しつつある。研究内容も時代の流れとともに変化し、現在は高度技術を背景に全ゲノムシーケンスやプロテオミクス・メタボロミクス研究が臨床研究に活用されている。スマートフォーン・人口知能などITを駆使し社会・経済・住居環境が健康に与える影響・介入を検証する研究もますます重要性を増している。本講演会では“高血圧”に焦点を絞り、米国の現状報告とこれからの日本の研究課題について私見を述べさせていただきたい。