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第386回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成29年3月8日(水) 18:00・19:00 |
:: 場 所 | 総合医療センター5階カンファレンス室1 |
:: 座 長 | 瀧川 奈義夫 |
「特殊ペプチド創薬イノベーション」
東京大学大学院理学系研究科化学専攻
生物有機化学教室
教授 菅 裕明 先生
医薬品開発の主流は長い間有機小分子薬剤であったが、標的タンパク質へ高い特異性をもつ抗体が近年盛んに開発され、上市されています。副作用が少なく薬理効果の高い抗体は、有機小分子薬剤に代わる薬剤として非常に期待が高い反面、標的タンパク質が細胞表面分子や分泌分子に限られ、また免疫毒性や生産コストが高いことも、患者への負担を高めています。そういった中、タンパク製剤に代わる次世代薬剤として、有機小分子薬剤なみの低い分子量をもつ第3の医薬品開発の期待が高まっています。
本講演では、その第3の医薬品として注目されている特殊ペプチドについて話します。