Menu
- トップぺージ
- 講演会予定
- 過去の講演会
├令和6年
├令和5年
├令和4年
├令和3年
├令和2年
├平成31年
├平成30年
├平成29年
・第406回
・第405回
・第404回
・第403回
・第402回
・第401回
・第400回
・第399回
・第398回
・第397回
・第396回
・第395回
・第394回
・第393回
・第392回
・第391回
・第390回
・第389回
・第388回
・第387回
・第386回
・第385回
・第384回
・第383回
・第382回
・第381回
・第380回
・第379回
├平成28年
├平成27年
├平成26年
├平成25年
├平成24年
├平成23年
├平成22年
├平成21年
└平成20年
- オンデマンド講演会
過去の講演会
第388回川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成29年4月12日(水) 18:00・19:00 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 向井 知之 |
「SH3BP2シグナルネットワークによる骨免疫系の制御メカニズム」
ミズーリ大学カンザスシティ校 歯学部
准教授 植木 靖好 先生
小児遺伝性疾患であるチェルビズムは線維性炎症性病変による顎骨の腫脹と破壊を特徴とする。アダプター蛋白SH3BP2の機能獲得変異が原因である。我々はマウスモデルを用い、変異SH3BP2が破骨細胞とマクロファージを介して骨免疫系を活性化させることを明らかにした。獲得免疫や微生物を持たないチェルビズムマウスを作成した結果、この疾患が自己/自然炎症性であることが示された。さらにSH3BP2欠損マウスを用いた実験からSH3BP2が関節リウマチなど一般的な炎症性骨疾患の病態にも関わっていることも示された。セミナーではチェルビズムにおけるSH3BP2の遺伝子変異の発見をきっかけに明らかになったSH3BP2ネットワークによる炎症と骨破壊の制御メカニズムを紹介する。SH3BP2が関与する新しい『破骨細胞に依存しない炎症性骨破壊マウスモデル』も紹介し、そのメカニズムについて概説する。