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第177回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成22年3月26日(金) 16:00・17:00 |
:: 場 所 | 別館6階大会議室 |
:: 座 長 | 砂田 芳秀 |
「H. pylori委縮性胃炎と胃癌」
内科学(食道・胃腸) 准教授 塩谷 昭子
H. pylori委縮性胃炎と胃癌発生との関連性および除菌治療の有効性について、特に胃癌ハイリスクの組織学的マーカーである腸上皮化生を中心に、これまでの臨床研究の結果を紹介する。
「疾病発生の背景を考慮した医療-血液検査による胃の‘健康度’評価(ABC分類)を中心に-」
総合臨床医学 准教授 井上 和彦
すべての人に同じ確率で疾病が発生するわけではなく、多くの場合高危険群および低危険群が存在し、その把握は臨床現場において非常に重要である。私が提唱した血清ペプシノゲンとHelicobacter pylori抗体価の組み合わせによる胃の‘健康度’評価(ABC分類)は胃癌検診を中心に普及してきている。
ABC分類の基本、応用について概説し、疾病発生の背景を考慮した医療の実践について論じたい。