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過去の講演会
第555回川崎医学会講演会
日 時 | 令和7年2月20日(木)17:15~18:15 |
場 所 | 総合医療センター5階 カンファレンス室1 |
座 長 | 友田 恒一 |
演 題 | 「内科 総合診療の心得~自験例から学んだこと 専門医と総合内科医の往復を通じて~」 |
演 者 | 奈良県立病院機構 奈良県西和医療センター 総合内科・感染症内科・腫瘍内科 部長 中村 孝人 先生 |
超高齢化
社会において、多疾患併存の高齢患者に対する診療やケアの質には、施設内、施設間、地域間でばらつきがあります。この課題にどのように対峙するべきか、総合内科医としての力量が問われていると日々感じています。疾患Disease )だけでなく、“やまい Illness )への配慮を含めた総合的なアプローチをいかにトレーニングできる環境を維持・発展させるかが重要だと考えています。
疾患に関しては、内科ジェネラリストとしての幅広い視点とスペシャリストとしての専門性の両立が求められますが、診療のセッティングにより求められるレベルが異なります。どの程度両立させるべきか は 、環境や個々の役割に応じて柔軟に調整する力が必要です。
一方、 “やまい”に 関しては、初期・後期研修の段階で疾患のみならず、心理・社会的要因や経済的背景を考慮したチーム医療を学べる場があることが理想的だと考えています。継続的なケアだけでなく、教育の機会としても多職種連携は重要ですが、人材(姿勢)、場所、時間、システム、そしてリーダーの存在が鍵を握ると考えています。
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※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。