Menu
- トップぺージ
- 講演会予定
- 過去の講演会
├令和6年
├令和5年
├令和4年
├令和3年
├令和2年
├平成31年
├平成30年
├平成29年
├平成28年
├平成27年
├平成26年
・第315回
・第314回
・第313回
・第312回
・第311回
・第310回
・第309回
・第308回
・第307回
・第306回
・第305回
・第304回
・第303回
・第302回
・第301回
・第300回
・第299回
・第298回
・第297回
・第296回
・第295回
・第294回
・第293回
・第292回
・第291回
・第290回
・第289回
・第288回
・第287回
・第286回
・第285回
・第284回
・第283回
・第282回
・第281回
・第280回
├平成25年
├平成24年
├平成23年
├平成22年
├平成21年
└平成20年
- オンデマンド講演会
過去の講演会
第298回 川崎医学会講演会
:: 日 時 | 平成26年9月17日(水) 17:30・18:30 |
:: 場 所 | 図書館小講堂 |
:: 座 長 | 中村 雅史 |
「膵癌早期診断の唯一の契機はIPMN」
九州大学大学院 医学研究院 臨床・腫瘍外科
教授 田中 雅夫 先生
最近のドラマや小説で主人公が病死するときはたいてい膵癌である。予後が悪く早期診断も困難なことはあまりにも有名である。膵癌家族歴、糖尿病、喫煙、肥満などが高リスクとされるが、私共は18年前に、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)という膵臓に嚢胞をつくる疾患の患者で嚢胞とは別に上皮内癌を発見した。それからIPMN併存癌に注目し始め、IPMNが膵癌発生の高リスクであることを唱えてきた。IPMNは無症状が多いが、膵管分枝か主膵管が拡張するために超音波などで発見しやすく、膵臓専門医に紹介され経過中に発生する膵癌の早期診断に結びつくものと期待される。

